



Ruth Asawa(1926年-2013年)は、世界中で名声が高まっている極めて重要なアーティストである。ヨーロッパ初の単独展示会「シチズン·オブ·ザ·ユニバース」は、ラック·マウンテン·カレッジでヨーゼフ·アルバーズらから学んだ原理とモダニズムのデザインへの独自の見解をもとに構成され、シグネチャー的な造形物をループ状にしたワイヤーにぶら下げるといった、パワフルで前衛的な作品を披露したものであった。
本書では、アサワの1945年から1980年にかけての活動的で形成的な時期を中心に、エッセイ、イラスト、アーカイブ画像、手紙、文書を通して、読者に彼女の人生と作品についての独自の洞察を与えている。 ヨーロッパ的な視点から彼女の作品を探求しつつ、「宇宙市民」という自己認識をもってしても、日系アメリカ人女性として彼女が直面した差別から逃れることはできなかった事実が述べられている。アサワが提言した、芸術が社会の中で果たすべき役割についての革命的かつ包括的なビジョンは、21世紀の創造的思考の潜在的なベースとなる、彼女が残した重要な遺産なのかもしれない。
■装丁
ソフトカバー
■ページ数
208ページ
■サイズ
280 x 230 mm
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